<Header>
<Author: 李頎>
<Title: 崔五六圖屏風各賦一物得烏孫佩刀>
<Format: 格式不明>
<Year: 1964>
<BookName: 唐詩選　上>
<Translator: 斎藤晌>
<style: 漢文無假名>
<style2: 日本漢文訓讀無假名標注>
<TranslatedTitle: 崔五丈が圖屏風、烏孫の 佩刀を賦し得たり。 >
<BookPage: 123>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
烏孫腰間佩兩刀，
刃可吹毛錦爲帶。
握手枕宿穹廬室，
馬上割飛翳螉塞。
執之魍魎誰能前，
氣凜清風沙漠邊。
磨用陰山一片玉，
洗將胡地獨流泉。
主人屏風寫奇狀，
鐵鞘金鐶儼相向。
回頭瞪目時一看，
使予心在江湖上。
<End Poem>
<Translation>
烏孫の人が腰に兩刀を帶びている。その刀は毛を吹きつけてもきれるほど鋭く、錦の帶で腰につった姿はあっぱれだ。大事な刀だから、夜、彼らの住居の天幕のなかで寝るときでも、こいつはにぎったままで枕につく。いざ合戰となって、ジガバチのとりでで勝負を決するという段になると馬にまたがってこいつをひらめかして、沙漠をパッパッと飛ぶように斬ってゆくのだ。これをふりかさせば、妖怪も恐れて近づかない。これをとぐには陰山に産する一片の玉を砥石とし、これを洗うには胡地の獨流泉の清らかな水をつかう。 
この家の主人の屏風には、めずらしい姿が描寫されている。この刀の鐵の物鞘、つかのかしらについた黄金の環はじつにいかめしくせまってくる。ときおり、ふりむいて目を見はりながら、この繪を一目見ると、私の心は、ひろびろとした世界が開けてく るような感じがする。
<End Translation>
<Formatted Translation>
烏孫の人が腰に兩刀を帶びている。
その刀は毛を吹きつけてもきれるほど鋭く、錦の帶で腰につった姿はあっぱれだ。
大事な刀だから、夜、彼らの住居の天幕のなかで寝るときでも、こいつはにぎったままで枕につく。
いざ合戰となって、ジガバチのとりでで勝負を決するという段になると馬にまたがってこいつをひらめかして、
沙漠をパッパッと飛ぶように斬ってゆくのだ。
これをふりかさせば、妖怪も恐れて近づかない。
これをとぐには陰山に産する一片の玉を砥石とし、
これを洗うには胡地の獨流泉の清らかな水をつかう。 
この家の主人の屏風には、めずらしい姿が描寫されている。
この刀の鐵の物鞘、つかのかしらについた黄金の環はじつにいかめしくせまってくる。
ときおり、ふりむいて目を見はりながら、この繪を一目見ると、
私の心は、ひろびろとした世界が開けてく るような感じがする。
<End Formatted Translation>